2009年5月19日火曜日

日野市の市民白書が環境首都コンテストで先進活動事例として表彰されました。

本日(2009.5.19)、日野市長室で、日野市健全財政を考える会の活動が、「環境首都コンテスト」全国ネットワーク(以下のサイトご参照)から、先進活動事例として表彰されました。

http://eco-capital.net/modules/new/index.php?page=article&storyid=70


このコンテストは、全国の環境関係のNPOが、持続可能な地域街づくりを行っている地方公共団体の活動を総合的に評価し、優れたものを表彰するものです。

今年度、当会の「市民が市民のためにつくった財政白書」は、その先進活動事例として、下記の理由で、日野市が表彰され、馬場市長とともに、当会が受賞しました。


当会からは、大変名誉なことで、今後は財政面で負の遺産を子ども達に残さないように行政のチェックを進めるとともに、今後は、環境を守り、豊かな社会を子ども達に引き継ぐ視点をもって、活動を展開したいとコメントしました。


また、馬場市長からは、「日野市民の活動が全国のNPOから評価され表彰されたことは大変名誉なことである、今後も健全財政を考える会と協働で、財政、環境の両面の配慮した行政を行いたい。」とのお言葉を頂きました。


これからの社会では、サステイナビリティ(持続可能性)が最も重要なキーワードで、その実行のためには、財政面での後ろ盾と、環境に配慮した社会構築が必要です。当会でもこの両視点から、日野市の行財政のあり方を提言していきたいと思います。


なお、この表彰式は、日野CATVの「デイリーひの」(5/20版)と、「ウィークリーひの」(5/23、24)で放送されております。
http://home.hinocatv.ne.jp/local_info/topics/detail/1213562_23065.html

また、表彰を授与してくださったかながわ環境市民ネットワークの山田岳さんの以下のHPでも紹介されています。
http://sns.yokohama150.jp/bbs/bbs_list.php?root_key=36777&bbs_id=209&res=1242781692

【表彰理由】

先進事例(G:住民のエンパワーメントとパートナーシップ)

タイトル:「市民が市民のためにつくった財政白書」

【自治体基礎データ】:日野市 / 東京都

【事業のポイント】:市民と市が協働で、日野市の財政の状況やあり方を評価・検討し、財政健全化に向け作成した財政白書。市民視点での行政への提言も含む内容。

【事業内容】:

日野市における財政の現状を振り返り、その原因を考え、将来の状況を平易に説明したうえで、市民一人ひとりが財政に関心を持つことの必要性(意識の面)、自分でできることからはじめる必要性(行動の面)をといた白書。“税金をちゃんと払おう”、“ゴミを減らそう”、“市民の手で地域サービスに取り組もう”、“要らないサービスはいらないといおう”、“日野市で買えるものは日野市で買おう”、“健康で楽しい生活を”というメッセージとともに、市民目線での具体的な効果を記述している。

この財政白書を作成した“健全財政を考える会”は、多くの市民への日野市財政状況の理解促進を目的に、2002年「市民財政レポートの掲載」、2003年「日野市財政白書(第1回)」、2005年「日野市財政白書(第2回)」、2007年「日野市財政白書(第3回)」を作成。その活動を総務省主催の“地方行革をともに考えるシンポジウム」にて発表。4回目となる今回の財政白書は、副市長をはじめ行政執行部とも現状の行財政課題を議論し、市民の視点から前記のメッセージ(提言)を発している。

他の自治体で類を見ない“市民と行政が議論し市民目線の財政白書をつくる”という取組みは、市と市民そして企業が、市の行政課題改善に向けてともに考え、それぞれになにをなすべきかを議論し行動するというよい事例である。また、市と市民の協力推進・活動推進することのできる人材育成の場としても、先進的である。

以上