1.財政講座全体概要
全11回のコースで、1-8回は 大和田一紘氏(都留文化大学講師)、
9回(2/14),10回(2/28)を「日野市財政白書」を使っての討論 として当会が担当、 11回目(3/5)を財政課職員が担当します。
(詳細:財政講座「よくわかる市町村財政分析」~日野市の財政状況をつかもう )
2.講義内容
当初の予定では当会の紹介と財政白書から日野市の財政の現状を軽く説明した後、演習問題をやることになっていました。
演習の課題は 各自で5年後の歳入、歳出の内訳を(主に人口予測値から)予測して、グループ討議を経て市長の気持ちで何に投資していくべきかを発表するというものです。
<当日使用した資料>
下記からのリンクで入手できます。
その質問の中には、市の借金として市債に加え、債務負担行為をどのように扱うべきか?や、人件費を削減する一方で物件費(委託費)が近郊市の中で最も増加している点をどのように評価すべきか?等、市の財政問題の核心に迫る素晴らしいものが沢山ありました。
このため、もともと予定していた日野市の平成20年度の予算と平成19年度の決算をベースに、今後5年間の人口予測や設備投資等の計画を踏まえ、平成25年度の予算を市長の立場に立って予算を組み立てるという演習課題に対する検討時間がなくなってしまいました。
このため、この演習課題は次回までの宿題として、第2回で各参加者が作成した予算案を討議することにいたしました。
しかし、第2回では、この宿題が重すぎたのか?、参加者が4名と大幅にダウンしてしまいましたが、参加された4名の方は、とても関心が高く、私たち3名を交えて計7名で、平成25年度の日野市のあるべき姿に関して活発な意見交換を行うことができました。
この議論の中では、学校等のインフラの再構築、社会福祉の充実、豊かな市民生活環境の提供のいづれを優先すべきか?や、高齢化社会における自立した生活や行政サービスのあり方、ヨーロッパ諸国のような成熟した社会を目指すために施策等に関して、具体的な提案を頂きました。
このような議論ができたことに対して心から、研修に参加してくださった方々に感謝を申し上げるとともに、今回の企画の反省点を整理し、より市民の視点から市民のためになる市財政の研究と行政への提言、市民への説明を行えるように活動を行って参りたく、心新たに致しました。
来年も日野市中央公民館の皆様のご尽力で私たちの市民とともに考える財政講座を開催できるよう、企画を練って参りますので、ご興味のある方は、是非、以下のメールアドレスまでご連絡ください。
hinokenzenzaisei@gmail.com
以上
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